「子どもの教育費って、いくら準備すればいいの?」
「学資保険と投資、どちらがいい?」
「おこづかいはいつから、どう渡せばいい?」
子どもが生まれると、それまでとは違う「お金の悩み」が増えていきます。
中でも大きいのが、
- 教育費
- おこづかい
- お年玉
- 子どもの貯金
- 投資
- 金融教育
です。
親としては、
「できるだけ子どもの将来の選択肢を広げてあげたい」
と思いますよね。
でも、子どものためにお金を貯めることだけが正解ではありません。
私はFPとして、そして2児の父親として、
子どものためにお金を準備することと、
子ども自身がお金を扱う力を育てることの両方が大切
だと考えています。
このページでは、
「FPパパの子育てノート」で紹介している教育費や金融教育の記事を、
教育費を考える → 準備する → お金を教える → 将来につなげる
という順番でまとめます。
気になるところから読んでみてください。
- まずは教育費がどれくらい必要か考えよう
- 教育費だけでなく老後資金とのバランスも大切
- 学資保険だけが教育費の準備方法ではない
- 教育費を投資で準備するときの注意点
- ジュニアNISAを利用していた家庭は今後どうする?
- 子どものために「お金を残す」だけで十分?
- おこづかいは最高の金融教育になる
- FPでもおこづかい教育は失敗する
- お年玉は金融教育の絶好のチャンス
- 「欲しいものを買う」経験も大切
- 金融教育は「投資を教えること」ではない
- 「魚を与える」より「魚の取り方」を教える
- 子どもへの「投資」はお金だけではない
- 教育費と金融教育は、この順番で考えてみよう
- 子どものお金については、この順番で読んでみてください
- まとめ|子どもに残したいのは「お金」と「お金を扱う力」
まずは教育費がどれくらい必要か考えよう
教育費を準備するとき、
「とりあえず子ども1人につき500万円」
「大学までに1,000万円」
など、よく聞く数字をそのまま目標にしてしまいがちです。
しかし、実際に必要な教育費は、
- 公立か私立か
- 大学へ進学するか
- 自宅から通うか
- 一人暮らしをするか
- 習い事や塾にどのくらい使うか
によって大きく変わります。
そのため、
平均額をそのまま貯めるのではなく、
自分の家庭でどんな教育を想定しているか
を考えることが大切です。
教育費は一度に必要になるわけではありません。
保育園・幼稚園、小学校、中学校、高校、大学と、
時間をかけて必要になります。
だからこそ、早いうちから計画を立てておくと、
毎月の負担を小さくできます。
▼ 最初に読んでほしい記事

ブログ内でも、教育資金づくりについて基本から紹介しています。
教育費だけでなく老後資金とのバランスも大切
子どものためなら、
「できるだけお金をかけてあげたい」
と思うのは自然です。
しかし、教育費を優先しすぎて、親の老後資金が足りなくなるのも問題です。
子どもが大学へ進学する頃は、親自身の老後が近づいている家庭も多いでしょう。
その時期に、
- 教育費
- 住宅ローン
- 老後資金
が同時に重なることもあります。
そのため、教育費は単独で考えるのではなく、
家族全体のライフプランの中で考える
ことが重要です。
ブログでは、30代子育て世帯の資産額をもとに、教育費と老後資金を一緒に考える記事もあります。

教育費だけでなく、家計全体で将来資金を考えたい方におすすめです。
学資保険だけが教育費の準備方法ではない
教育費というと、
学資保険
を思い浮かべる方も多いと思います。
学資保険には、
- 強制的に積み立てやすい
- 満期時期が分かりやすい
- 商品によっては保障も付く
といったメリットがあります。
一方で、
- 途中解約すると元本割れする可能性がある
- インフレに弱い
- 長期間お金を動かしにくい
といった面もあります。
そのため、
「子どもが生まれたら、とりあえず学資保険」
と決める必要はありません。
教育費の準備方法としては、
- 預金
- 学資保険
- NISAを使った積立投資
- 定期生命保険との組み合わせ
など、複数の方法があります。
ブログでも、学資保険だけに頼らず、
積立投資と定期生命保険を組み合わせる考え方を紹介しています。

「学資保険に入るべき?」と迷っている方は、一度比較してみてください。
教育費を投資で準備するときの注意点
教育費の一部を投資で準備する方法もあります。
投資には、長期間運用することで資産を増やせる可能性があります。
しかし、教育費には、
使う時期が決まっている
という特徴があります。
たとえば、子どもが18歳になる年に大学入学金が必要だとします。
その直前に株価が大暴落しても、
「回復するまで5年待とう」
とは言えません。
そのため、教育費を投資で準備する場合は、
使う時期が近づいたら少しずつ現金へ移していく
ことも大切です。
子どもが小さいうちは長期間運用できますが、
高校生になって大学進学が近づいてきたら、
資産の値動きを小さくすることも検討しましょう。
ジュニアNISAを利用していた家庭は今後どうする?
以前は、子どもの資産形成にジュニアNISAを利用していた家庭も多くありました。
ジュニアNISA制度は終了していますが、
すでに口座で運用している資産については、
今後どうするか考える必要があります。
ブログでは、実際にジュニアNISAから資金を出金した際の体験も紹介しています。

制度終了後のジュニアNISAから資金を出す手続きを、
実体験ベースでまとめています。
ジュニアNISAを利用していた方にとっては、今後、
- そのまま運用を続ける
- 教育費として使う
- 親のNISAなどで資産形成を続ける
といった選択肢を考える必要があります。
子どものために「お金を残す」だけで十分?
ここからは、教育費とは少し違う視点です。
親としては、
「できるだけ多くのお金を子どもに残してあげたい」
と思うかもしれません。
もちろん、子どものために資産を準備することは大切です。
でも、それ以上に重要なのが、
子ども自身がお金を使う力を身につけること
だと思っています。
たとえ親が1,000万円残したとしても、
お金の使い方を知らなければ、
短期間で使い切ってしまうかもしれません。
一方で、大きな資産を残せなくても、
- お金を貯める
- 使い道を考える
- 欲しいものを比較する
- 我慢する
- 投資を理解する
といった力を身につけていれば、
大人になってから自分で資産を築くことができます。
だからこそ、私は
「お金を残すこと」と
「お金の使い方を教えること」の両方
が必要だと考えています。
おこづかいは最高の金融教育になる
子どもの金融教育というと、
「投資を教えなければ」
「株式について説明しなければ」
と難しく考えてしまうかもしれません。
でも、小さい子どもにとって一番身近なお金の勉強は、
おこづかいです。
自分のお金を持つことで、
「今使うか」
「貯めてから大きなものを買うか」
を自分で考えるようになります。
これは大人の家計管理と同じです。
ブログでも、おこづかいの渡し方について以前から考えてきました。

おこづかいの渡し方には、
- 定額制
- お手伝い報酬制
- 必要なときに渡す
など、いろいろな方法があります。
家庭によって正解は違います。
大切なのは、おこづかいを単に「渡すお金」にするのではなく、
子ども自身が考える機会にすることです。
FPでもおこづかい教育は失敗する
金融教育は、教科書通りにいくものではありません。
実際、私自身も子どものおこづかい制度で失敗しています。
ブログでは、

という記事で、実際の失敗と改善方法を紹介しています。
子どもにお金を教えていると、
「これで本当にいいのかな?」
と迷うことがあります。
でも、親が完璧な金融教育をする必要はありません。
むしろ、
一緒に考えながらルールを変えていくこと
そのものが、お金の教育になると思っています。
これからおこづかいを始める家庭にも、
すでに始めている家庭にもおすすめです。
お年玉は金融教育の絶好のチャンス
普段のおこづかいより大きな金額を手にする機会が、
お年玉です。
数千円、場合によっては数万円を一度に受け取るため、
子どもにとっては貴重な体験になります。
全部親が預かってしまう方法もありますが、
一部を子ども自身に管理させてみるのも一つの方法です。
ブログでは、実際に小学1年生の子どもと一緒にお年玉の使い方を考えた経験を紹介しています。

お年玉を、
- 使う
- 貯める
- 将来に残す
という形に分けながら、
お金の使い方を考える機会にしています。
「欲しいものを買う」経験も大切
金融教育では、
「貯金しなさい」
と教えるだけでは不十分です。
お金は、使うためのものでもあります。
子ども自身が、
「これが欲しい」
と思ったものを、自分のお金で買う。
そして、
「買ってよかった」
と思うこともあれば、
「別のものにすればよかった」
と後悔することもあります。
その経験も、お金の勉強です。
数百円、数千円の失敗を子どものうちに経験できるなら、
大人になって何十万円、何百万円の失敗をするよりずっと小さな授業料です。
親がすべての判断をしてしまうのではなく、
小さな失敗を見守ること
も金融教育では重要だと思います。
金融教育は「投資を教えること」ではない
最近は学校でも金融教育が注目されています。
すると、
「子どもにNISAや株を教えた方がいい?」
と思うかもしれません。
でも、私は金融教育の基本はもっとシンプルだと考えています。
まず身につけてほしいのは、
- お金には限りがある
- 欲しいものすべては買えない
- 何に使うか選ぶ必要がある
- 今使うか、将来のために残すか考える
- お金は目的ではなく手段
といった感覚です。
株や投資信託について学ぶのは、その後でも十分です。
「魚を与える」より「魚の取り方」を教える
子どもの将来を考えると、
「大学費用を全部準備してあげたい」
「社会人になったときに資産を渡してあげたい」
と思います。
もちろん、それも素晴らしいことです。
でも、親が一生子どもの生活を支えることはできません。
だからこそ必要なのが、
自分でお金を管理し、働き、貯め、使う力です。
ブログの金融教育カテゴリーでも、
「子どもには魚を与えるより、取り方を教えよう!」
という考え方を取り上げています。

資産を渡すだけではなく、
自分で資産を作れる人に育てることも、
親から子への大きなプレゼントではないでしょうか。
子どもへの「投資」はお金だけではない
子どもの将来のために使うお金は、
預金や投資信託だけではありません。
たとえば、
- 本
- 習い事
- スポーツ
- 旅行
- 体験
- 学習
- 人との出会い
なども、広い意味では子どもへの投資です。
ブログでも、教育だけでなく、スキルや心の成長、
人間関係などにお金を使う価値について考えています。

「教育費=学校の学費」だけではありません。
家族で旅行した経験や、夢中になった習い事が、
その後の人生に大きく影響することもあります。
教育費と金融教育は、この順番で考えてみよう
「何から始めればいいかわからない」という方は、
次の順番がおすすめです。
1.教育費の目標を考える
子どもがどんな進路を選んだ場合に、
どのくらい準備しておきたいか考える。
↓
2.家計全体とのバランスを確認する
教育費だけでなく、
住宅費や親の老後資金も含めて考える。
↓
3.教育費の準備方法を決める
預金、保険、投資などを組み合わせる。
↓
4.子どもがお金を扱う機会を作る
おこづかいやお年玉を活用する。
↓
5.子ども自身に選ばせる
使う・貯める・我慢する経験をさせる。
↓
6.少しずつ金融知識を教える
成長に合わせて、物価、税金、投資などへ広げる。
教育費の準備と金融教育は、別々の話ではありません。
親が準備するお金から、
子ども自身が管理するお金へ少しずつ移していく
と考えると分かりやすいと思います。
子どものお金については、この順番で読んでみてください
初めてこのブログに来た方には、
次の記事がおすすめです。

まず教育費の準備について考える。
↓

家計全体で教育費を考える。
↓

教育費の準備方法を比較する。
↓

お金を扱う経験を作る。
↓

実際の運用方法を考える。
↓

少し大きなお金を管理する経験へ進む。
↓

最後に、お金を何のために使うのか考える。
この流れなら、
準備する → 守る → 任せる → 学ぶ → 使う
という考え方で、子どものお金について整理できます。
まとめ|子どもに残したいのは「お金」と「お金を扱う力」
子どもの将来を考えると、
「教育費はいくら必要?」
「何百万円貯めれば安心?」
と金額ばかり気になります。
もちろん、教育資金を準備することは大切です。
でも、親が子どもにできることは、
それだけではありません。
子どもが成長したとき、
- 収入の範囲で生活する
- 必要なものと欲しいものを考える
- 将来のために貯める
- お金を上手に使う
- 投資やリスクを理解する
そんな力を持っていれば、
自分自身で人生の選択肢を広げていくことができます。
だからこそ、
「いくら残すか」と同じくらい、
「どう教えるか」も大切
だと思います。
おこづかいで失敗しても大丈夫。
欲しかったものを買って後悔しても大丈夫。
そうした小さな経験を積み重ねながら、
お金との付き合い方を身につけていく。
そして親は、その一方で教育費を計画的に準備する。
子どもの未来のためのお金と、
子ども自身のお金の力。
その両方を育てていくことが、家庭でできる金融教育ではないでしょうか。

私は子どもに、お金とお金を扱う力を残してあげたいと思っています。
📚 noteでも詳しく書いています
文章中心でじっくり読みたい方はこちらからご覧いただけます。
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