児童手当は総額200万円!学資保険にする?投資信託にする?

この記事は約3分で読めます。

子どもが生まれると児童手当として、3歳未満まで月額1万5,000円、中学校卒業まで月額1万円が給付されます。

児童手当をすべて貯めると約200万円になります。(生まれた月によって変動あり)

しかし、これだけでは子どもの教育費としては心もとないですよね。

私は児童手当で投資信託を購入して、子どもの教育費に備えています。

この記事では、私が児童手当を投資信託で積立している理由について解説します。

教育費の大半は大学費用

子どもの教育費は家計の中でも大きな割合を占めます。

日本政策金融公庫の大学4年間の学費のデータを見ると、国公立で499.4万円、私立(文系)で717万円、私立(理系)で821.7万円かかっています。

ここからさらに遠方の大学で一人暮らしの費用として448.3万円かかると、合わせて950万円〜1,300万円かかります。

この大学費用を賄うのが、子育て世代最大の課題となります。

教育費と聞いて、まず思い浮かべるのが学資保険ではないでしょうか。

児童手当を学資保険にかけると

以前は教育費を貯めるといえば学資保険でしたが、今は低金利のためお金を増やす効果はかなり小さくなっています。

しかも、中途解約すると元本割れの可能性も高くなります。

具体的に学資保険のシミュレーションをしてみます。

児童手当として支給される1万5,000円(家計から3歳以降は5,000円、中学卒業後は1万5,000円を支出)を学資保険にかけてみると…

ソニー生命「学資金準備スクエア」

払込保険料の総額が3,385,584円に対し、受取金総額は340万円。

保険の種類にもよりますが、返戻率が低く預金とほとんど変わりません。

子どもが生まれたときから大学入学まで18年間という長い時間を費やすなら、運用による利益が見込める投資信託にすべきです。

ジュニアNISAやつみたてNISAであれば利益に対する課税がされず、途中での解約でも制限がありません。(ジュニアNISAは2023年12月までは引き出し不可)

児童手当を投資信託で積み立てると

学資保険と同じ条件(毎月1万5,000円)で投資信託のシミュレーションをしてみます。

年利6%の投資信託で積み立てたとすると…

楽天証券「積立かんたんシミュレーション」

積立金額3,385,584円に対して、運用益は2,685,790円、運用総額は6,071,374円になります。

これだけで国立大の学費は賄えそうです。

学資保険との差は約1.78倍、金額にして約267万円にもなります。

これをつみたてNISAで運用していれば、利益に対する税金もかかりません。

まとめ

私は児童手当を投資信託の積立として、将来の教育費に備えることにしています。

学資保険と違い、投資信託で積み立てた場合はいつでも必要な金額を出せるので、不測の事態にも対応できます。

学資保険には生命保険としての機能もありますが、掛け捨ての生命保険で対応すればいいでしょう。

また、私立大学の場合や一人暮らしの費用、運用利率が低下する可能性も考えると、児童手当だけでは心配ですので、積立額の増額は必須です。

もし子どもが大学進学を選ばなかったとしても、投資信託で増やしたお金はムダになることはありません。

教育資金を貯めるために重要な考え方
この記事では、教育資金を貯めるために重要な考え方を紹介します。 子どもが生まれて、初めての子育てに追われてゆっくりお金のことまで考えている余裕はあまりないですよね。 今やっている方法でいいのか悩んでいる人や、これから子どもが生まれる人のため...
この記事を書いた人
FPイガラシ

地方で3世帯同居しながら2児を子育て中のパパです。
このブログでは、ファイナンシャルプランナー2級(FP)を活かして子育て中のお金に悩むパパ・ママに役立つ情報や子どもの金融教育に関する情報をお届けします!

FPイガラシをフォローする
お金
スポンサーリンク
FPイガラシをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました