キャッシュレス時代に子どもの金銭感覚はどうやって育てる?

この記事は約4分で読めます。

この記事では、キャッシュレス時代の子どもの金銭感覚の育て方を解説します。

政府がキャッシュレス化を強く推し進めていることもあり、現金をあまり使わない家庭も増えてきています。

ツイッターでのアンケート調査で、現金をメインに使っている人は18.5%となりました。

投資・資産運用関連に興味がある人と繋がっているため現金派の人は少なめだと思いますが、だいぶキャッシュレス化の波は来ているようです。

現金を使わない世の中で、子どもの金銭感覚がきちんと培われていくか心配ですよね。

そこで私がおすすめする方法は以下の3つです。

FPイガラシ
FPイガラシ
  • 1ヵ月の収入を現金で見せる
  • 1ヵ月の家計(使い道)について話をする
  • 現金とキャッシュレス決済の両方を使ってみる

1ヵ月の収入を現金で見せる

家庭内で現金を使うことが減っているため、子どもが現金に接する機会は少なくなっています。

レジのおもちゃですらキャッシュレス機能が付いている時代です。

そこで、1か月の収入を「現金で」見せましょう。

実際にお金を見ることで、家族の生活にお金がかかっていることを実感できます。

大人でも大量の現金を目にする機会が減ってきているため、いい刺激になります。

また、親としての威厳を回復する機会にもなるかもしれませんね。

現金に余裕がない場合は、ボーナス支給後にすることをおすすめします。

お正月は冬のボーナスの支給されたあとだと思いますので、学校の冬休みと重なりゆっくり話す時間も取りやすくおすすめです。

そもそも論ですが、1か月分の生活費を現金で用意できないのは危険です。

生活防衛資金として少なくても3か月分の生活費の現金は普段から備えておきましょう。

1ヵ月の家計(使い道)について話をする

家計から出ていくお金が見えにくくなっているため、先ほど出した現金を1ヵ月の支出項目ごとに分けていきます。

実際に目の前でお札を分けると、子どもがイメージしやすくなります。

支出項目の具体例
  • 食費
  • 家賃や住宅ローン
  • 車のローンや維持費
  • 水道光熱費
  • 通信料
  • 保険料
  • 保育費や教育費(習い事)
  • 子どものおこづかい
  • 将来への投資

普段買ってもらっているおやつがどれくらいなのか、自分にかかっている教育費がどれくらいなのか、どこかでピンとくるポイントがあると思います。

子どもから「あれはいくらかかったの?」と質問が出てくるようになると、お金の価値を理解してる最中です。

具体的な金額を答えて「高かった」ことがわかると、モノを大事にしてくれるようになるかもしれません。

現金とキャッシュレス決済の両方を使ってみる

子どもの成長や理解度、家庭環境によってどちらが良いかは一概には言えないので、実際に現金・キャッシュレス決済を使って子どもに合う方を選びましょう。

キャッシュレス決済ができたとしても、現金より使いすぎるようではまだキャッシュレスは早いかもしれません。

現金とキャッシュレスのメリット・デメリットがあるので、特性を理解して決めるといいでしょう。

現金とキャッシュレスのメリット・デメリット

メリットデメリット
現金・基本的にすべての店やサービスで使える
・お金の価値を実感しやすい
・何に使ったか把握しにくい
・現金を持ち歩くことによる盗難や紛失のリスクがある
キャッシュレス・支払いが手軽で簡単
・使用履歴が
分かり管理しやすい
・非対応の店やサービスがある
・お金の価値を実感しにくい
金融広報中央委員会「知るぽると」より

小さいうちは小銭を失くしてしまうかもしれませんし、キャッシュレスで使いすぎてしまうかもしれません。

時には失敗するかもしれませんが、現金でもキャッシュレスでもお金を使う経験をすることが金銭感覚を養うことになります。

まとめ:まずはお金に触れてみよう

今回は、キャッシュレス時代の子どもの金銭感覚の育て方について解説しました。

私がおすすめする方法は次の3つです。

  • 1ヵ月の収入を現金で見せる
  • 1ヵ月の家計(使い道)について話をする
  • 現金とキャッシュレス決済の両方を使ってみる
FPイガラシ
FPイガラシ

子どもの金銭感覚を養うには実際に使ってみることが一番だね!

親がキャッシュレスを使っていなかったら、子どもと一緒に体験してみてはいかがでしょうか。

子どもが大きくなる頃には、キャッシュレスどころか暗号資産が当たり前の時代になっているかもしれませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました