為替ヘッジありorなし?外国債券はどっちを選べばいい?

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皆さんがお金を増やすために投資を考えるとき、きっと「どうしたらうまく行くのか」「どうすれば失敗を避けられるのか」を考えることでしょう。そんな時によく選ばれるのが、債券投資です。債券とは、国や会社がお金を集めるために発行する証券の一種で、投資家に対して一定の利息と元本を返す約束をします。

ただ、その債券が外国のものだったら、一つ注意点があります。それが「為替リスク」です。これは、外国のお金と日本円の価値が変動することにより、予想外の損失を出す可能性があるというリスクです。それを防ぐ手段として、為替ヘッジがあります。

しかし、為替ヘッジをするとその分手数料がかかってしまいます。だから、あなたは「為替ヘッジするメリットと、手数料のデメリット、どちらが大きいのか」を考える必要があります。

この記事では、為替ヘッジについて、難しい言葉を使わず、誰でもわかるように解説します。

「為替ヘッジ」とは?

為替ヘッジとは一体何でしょうか。これはちょっとした難しい言葉ですね。為替ヘッジとは、簡単に言うと「お金の価値が変わるリスクから守る方法」のことを指します。

この「お金の価値が変わるリスク」とは何でしょうか。海外旅行に行ったときには現地のお金に換えますよね。例えば、アメリカに旅行に行くとき、あらかじめ日本円をドルに替えておきます。でも、そのときの円とドルの交換レートは日によって変わりますよね。

それと同じように、投資の世界でも、外国の債券に投資するときには、日本円をその国の通貨に換える必要があります。そして、そのときの為替レートが変動すると、元々投資をしたときと比べて得られるお金の価値が上がったり下がったりすることがあります。これが「為替リスク」です。

そして、この為替リスクから自分を守るための一つの方法が「為替ヘッジ」です。為替ヘッジを行うと、為替レートがどのように動いても、投資の結果はその変動から影響を受けないようにすることができます。つまり、為替ヘッジは「安定した投資結果を目指すための保険」のようなものだと考えることができます。

次は、この為替ヘッジのメリットと、デメリットについて詳しく説明します。

為替ヘッジのメリットとデメリット

それでは、この為替ヘッジにはどのようなメリットがあって、どのようなデメリットがあるのでしょうか。まずはメリットから見ていきましょう。

メリット

  1. 安定した投資結果が期待できる
    為替ヘッジを行う最大の利点は、為替リスクからあなたの投資を守ることができるということです。これにより、投資結果は為替レートの変動から影響を受けにくくなります。つまり、外国の経済状況や利息率に基づく投資結果がより反映され、安定したリターンを期待することができます。
  2. リスク管理に役立つ
    為替ヘッジは、あなたの投資全体のリスクを管理する一つの手段となります。特に、複数の国の債券に投資している場合や、大きな金額を投資している場合には、為替ヘッジを利用することで全体のリスクを抑えることが可能です。

デメリット

  1. 手数料がかかる
    しかし、為替ヘッジの良いところだけを見ていると、あまりにもすばらしいものに思えるかもしれませんが、注意が必要な点もあります。その一つが手数料です。為替ヘッジを行うには専門の知識や技術が必要となり、それを行うための手数料がかかります。この手数料は、あなたの投資リターンを直接減らす形で発生します。
  2. ヘッジによるリターンの機会損失
    もう一つ注意が必要な点は、為替ヘッジによる「機会損失」です。為替ヘッジを行った場合、為替レートが有利に動いたときにはその恩恵を受けることができません。つまり、為替レートの上昇を利用して利益を上げるチャンスを逃してしまう可能性があるのです。

このように、為替ヘッジにはメリットだけでなくデメリットも存在します。

為替ヘッジありとなし、どっちを選んだらいい?

為替ヘッジありとなし、どちらがよいのでしょうか。この答えは「それはあなたの投資の目標やリスク許容度による」というものになります。では、それぞれの選択肢がどのような状況に最適なのかを見てみましょう。

為替ヘッジありを選ぶべき時

為替ヘッジありを選ぶべき時は、以下のような場合です。

  1. 安定したリターンを求める
    もし投資から安定したリターンを求めているのであれば、為替ヘッジを考えることが有効です。なぜなら、為替ヘッジを行うと、為替レートの変動から投資結果が守られるからです。
  2. リスクを低く抑えたい
    もし為替リスクをできるだけ低く抑えたいと考えているのであれば、為替ヘッジを選ぶことが有効です。これは特に、大きな投資を行っている場合や、複数の国の債券に投資している場合に該当します。

為替ヘッジなしを選ぶべき時

一方、為替ヘッジなしを選ぶべき時は、以下のような場合です。

  1. 手数料を節約したい
    為替ヘッジを行わなければ、その分の手数料を節約できます。これは、特に少額投資の場合や長期間保有する場合に、手数料が重要な要素になることが多いです。
  2. 為替リスクを受け入れられる
    為替リスクを受け入れ、それをチャンスと捉えることができる人は、為替ヘッジなしを選んでも良いでしょう。為替リスクを通じて、為替レートの変動による追加のリターンを狙うことが可能です。

以上のように、為替ヘッジありとなし、どちらを選ぶべきかは、あなたの投資の目標やリスク許容度によります。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分にとって最適な選択を行いましょう。

為替ヘッジなしの外国債券と国内債券でバランス良く投資しよう

私が提案したいのは「為替ヘッジなしの外国債券と国内債券をバランス良く組み合わせて投資する」という方法です。

国内債券と外国債券、両方を組み合わせることで、リスクを分散させることができます。さらに、外国債券は為替ヘッジなしを選ぶことで、手数料を抑えつつ、為替の変動によるリターンのチャンスも狙うことが可能です。これは、私たちの年金を運用しているGPIFも取っている手法です。

また、国内債券と外国債券を同じ比率で投資することで、あなたの投資ポートフォリオ全体のバランスを維持することができます。これにより、一部の投資が大きく損をしたとしても、それがあなたの全体の投資結果に大きな影響を及ぼすことを防ぐことができます。

このように、為替ヘッジなしの外国債券と国内債券を組み合わせた投資戦略は、リスク分散とコスト抑制、さらには為替変動によるチャンスを追求するための優れたアプローチと言えるでしょう。ただし、これはあくまで一つの提案であり、自身の投資目標やリスク許容度により適した投資戦略は変わりますので、それらを考慮した上で投資を行ってください。

年齢に応じた債券と株式のバランスで、自分のペースで投資を進めよう

実際の投資戦略では、債券だけでなく株式も重要な役割を果たします。では、債券と株式、それぞれ何%持つべきでしょうか?一つの考え方として「自分の年齢%を債券にする」という方法があります。

これは、年齢が上がるにつれてリスク許容度が下がることを反映したものです。つまり、若い時期はリスクが高い株式により多く投資し、年齢を重ねるにつれてリスクが低い債券へと資産配分を移行するという考え方です。

例えば、30歳の人であれば、投資ポートフォリオの70%を株式に、残りの30%を債券にするという方法です。これにより、年齢とともにリスクを低減させつつ、株式の持つリターンの可能性を活かすことができます。

まとめ

私たちの投資ポートフォリオには多様な選択肢があります。その中で今回は、外国債券における「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」の違いとその影響について解説しました。

為替ヘッジを行うと、外国債券に関する為替リスクから自分を守ることができますが、それには手数料という代償が伴います。これはあなたの投資リターンを減少させる可能性があります。そのため、投資の際にはこのリスクとリターンのバランスを考慮に入れることが重要です。

さらに、外国債券と国内債券、それぞれをバランス良く投資することでリスクを分散させることができます。また、債券と株式の投資比率を自分の年齢に合わせて調整するというアプローチも有効です。

しかし、これらは全て一つの提案であり、投資は自身の投資目標やリスク許容度により適した戦略が変わります。自分自身の状況を理解し、それに応じた投資戦略を立て、自分のペースで投資を進めることが大切です。投資の世界は深く、広いですが、理解して慎重に進めれば、それぞれの投資家にとって最適な方法が見つかるはずです。

イガラシ
イガラシ

GPIFを参考に資産比率を組んでみても良いかもしれませんね!

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