貯蓄を増やすコツは4大固定費をいかに抑えるか

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貯蓄は、私たちの将来の生活の質を保証し、予期せぬ出費に備えるための重要な要素です。しかしながら、給料が上がるのが一部の企業に留まっている現状において、どのようにして貯蓄を増やすかは大きな課題です。大切なのは、収入を増やすだけではなく、出費を抑えることにも目を向けることです。そして、出費を見直す上での一番の鍵は、「4大固定費」(住居費、保険料、教育費、自動車費)をいかにして少なく抑えるかということにあります。

住居費の見直し

毎月の出費の中で、住居費は大きな部分を占めていますよね。ここを上手に節約することで、かなりの貯蓄が期待できます。ただ、「住居費を安くしよう」と思うだけでは、生活が苦しくなってしまうかもしれません。だからこそ、上手に節約するための戦略が必要なのです。

まず、自分の住居費が収入に対してどれくらいかかっているのかを見てみましょう。住居費は、収入の3割ぐらいが適切と言われています。もし、それ以上になってしまっているなら、もう少し安い家を探したり、ルームシェアを考えたりすると良いでしょう。

家を所有している人は、住宅ローンの見直しを考えてみてもいいかもしれません。金利が下がっているときは、ローンを組み直すことで結構な節約ができることもあります。

また、難易度が上がりますが、親世帯との同居を検討することも節約としては効果が大きいです。お金以外の課題もあり、パートナーの同意も必要となるため選択できる人は限られますが、同居をすることができれば住居費は大きく削減することができます。我が家は同居を選択し、現在3世帯で住んでいます。住居費削減の効果は大きく、子ども2人を育てながらも毎月10万円近く積立投資に資金を回すことが出来ています。

住宅費を見直すときは、自分の生活スタイルや考え方に合わせてじっくり考えることが大切です。計画を立てて、上手に節約することで、生活を楽しみながら、貯蓄も増やすことができます。これが貯蓄を増やすための第一歩です。

保険料を抑える

保険料は私たちの生活を安心に保つために必要な出費です。しかし、適切なプランを選ぶことで、必要以上に支払うことなく保険料を抑えることが可能です。

まず始めに、現在加入している保険のプラン内容をしっかり確認してみましょう。保険には様々な種類があり、それぞれには異なる保障範囲と保険料があります。自分が実際に必要とする保障を理解し、その範囲を超えた無駄な保障がないか確認しましょう。

例えば、複数の保険に加入していて、重複したカバー範囲がある場合、それは無駄な出費となります。また、自分の生活スタイルに合わない保険を契約していることもあるかもしれません。例えば、自分の健康状態やライフスタイルに合わない保険に加入している場合や、既に退職しているのに労働者が対象の所得保障保険に加入していたり、病院にほとんど行かないのに高額な医療保険に加入している場合などです。このような場合、それらの保険は見直すべきでしょう。

次に、定期的に保険の見直しを行うことも重要です。生活環境や健康状態が変わると、必要な保険内容も変わることがあります。定期的な見直しを通じて、適切な保障を維持しつつ、保険料を抑えることが可能となります。

保険を選ぶ際には、必ず複数の保険会社から見積もりを取りましょう。同じ保障内容でも保険会社によって保険料は大きく異なることがあります。比較検討することで、よりお得な保険に加入することができます。

保険は不測の事態に備えるために重要なものですが、無駄な出費を削減することで、保険料の節約と貯蓄増加を実現することができます。

妻の保険の見直しを行い、月4,000円の固定費の削減に成功しました。詳しくはこちらの記事に書いています。

教育費を計画的に

子どもの教育費は、その成長と将来の成功に対する大切な投資です。しかし、その費用は聖域となりやすく、家計を圧迫する大きな出費となりがちです。これを効果的に管理し、適切に投資することで、貯蓄を増やすことも可能です。

まず、教育費を計画的に管理するためには、早い段階から将来必要となる教育費を見積もることが重要です。大学進学を予定しているなら、そのための費用を把握し、それに向けた貯蓄計画を立てましょう。教育費の見積もりには、授業料、教材費、生活費、寮費などを含めることが重要です。

次に、教育費の負担を軽減するための補助金や奨学金、教育ローンなどの制度を活用しましょう。地方自治体や学校、さまざまな団体から提供されている支援制度をリサーチすることで、案外教育費を抑えることができるかもしれません。

また、子どもの将来のために投資を考える場合、必要以上に高額な教育サービスに頼らず、自宅学習をサポートする教材やオンライン教育プラットフォームを利用することも一つの選択肢です。これらはコストパフォーマンスが良く、質の高い教育を受けられます。

教育は子どもたちの未来に対する価値ある投資です。しかし、その投資も計画的かつ賢く行うことで、家計を破綻させることなく、貯蓄を増やすことが可能となります。

自動車費を最小限に

自動車は生活の便利さを高めるために重要な役割を果たしますが、購入と維持には大きなコストがかかります。ここで、賢い選択と計画を通じて、自動車費を最小限に抑え、貯蓄を増やす方法について考えてみましょう。

まず、自動車を持つか持たないかという基本的な選択から考えてみましょう。生活の場所や仕事の状況、家族のニーズによっては、自動車を所有しない方が賢明な選択かもしれません。公共交通機関が充実している地域や、自転車や歩行で日常の移動が可能な場所で生活している場合、自動車を持つ必要はありません。

しかし、自動車が必要な場合でも、費用を抑える方法はあります。まず、自動車の購入に際しては、新車よりも中古車を選ぶと初期投資を抑えることができます。また、燃費の良い車を選ぶことで、ガソリン代を節約することが可能です。

維持費についても節約の余地があります。定期的なメンテナンスを行い、不必要な修理費を抑えること、自動車保険を見直して適切な保障範囲と料金にすること、車検などの法的な手続きも自分で行うことでコストを抑えることができます。

そして、自動車を必要とする状況だけでなく、カーシェアリングやレンタカーを利用する選択肢もあります。これらのサービスは、必要なときだけ車を使用でき、保険やメンテナンス費用を気にする必要がありません。

自動車費は節約の大きなポイントです。上手に選択と計画を行うことで、生活の便利さを損なうことなく、貯蓄を増やすことができます。

まとめ

4つの大きな固定費を見直し、適切に管理することで、貯蓄を増やすことが可能です。住宅費、保険料、教育費、自動車費という固定費を節約することは、家計管理の重要なポイントです。

住宅費については、必要なスペースと立地を見極め、無理なく支払える金額の物件を選ぶことが重要です。保険料は、自分や家族のライフスタイルとニーズに合った保険を選ぶことで無駄な出費を抑えることができます。教育費は、計画的に管理し、補助金や奨学金を利用することで軽減できます。そして、自動車費については、必要性を見極め、選択と利用を工夫することで、コストを抑えることが可能です。

すべての選択において、自分たちのライフスタイルとニーズに合ったものを選ぶことが重要です。そして、それらの選択を通じて、生活を楽しみながらも、貯蓄を増やすことができるようになるでしょう。さまざまな選択と計画によって、貯蓄を増やし、より豊かな生活を送るための一歩を踏み出しましょう。

イガラシ
イガラシ

すべてを節約する必要はなく、ご自身の優先度が低いものを節約することでも大きな効果を感じることができると思います!

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