普段は子育て世代向けにお金に関する情報を提供していますが、今回はこれから結婚を考えている皆さんに向けた記事です。結婚という人生の大きなステップを考えるとき、心と心を通わせるだけではなく、具体的なライフプランについてもしっかりと話し合い、理解し合うことが大切です。
私自身も結婚を経験してきて、事前に確認しておいて良かったことや、逆に確認しておけば良かったと反省したことがいくつかあります。これから結婚を考えている皆さんが同じような後悔をしないためにも、今回は結婚前に確認しておくべき重要なポイントを紹介します。
資産を増やすため、そしてより良い人生を築くためには、パートナーと協力し、お互いの価値観や期待を共有することが必要不可欠です。
1. 家計の管理
結婚するということは、心から愛し合うだけでなく、お金に関することもしっかりと共有することが大切です。お互いがどのように収入を得て、どのように支出して、そしてどのようにお金を貯めていくのか。これらをお互いに透明性を持って伝えることで、共に生活する上での安心感を得ることができます。
私たちの場合、家計管理と資産運用の方針は私が主導し、妻との相談を経て決定しています。妻が私の考えを理解し、それを受け入れてくれるのは、私たちがお金に関することを常にオープンに話し合っているからです。
また、生活の中でのお金の動きを追うために、スマホのアプリ「マネーフォワードME」を活用して家計簿をつけています。支払いはほとんどがキャッシュレス決済で、面倒な入力も最小限に抑えています。
さらに、妻にはクレジットカードの家族カードを渡し、家計からの支出はこのカードで行うようにしています。これにより、支出の一元管理が可能になり、より詳細な家計の把握が可能になっています。このような形で、お金に関することをしっかりと話し合うことが、結婚生活を円滑に進めるための大切なポイントです。
2. 住む場所
結婚とは、二人で新しい生活をスタートする大切なステップです。そのため、どこで一緒に生活を始めるか、これも大切な決断の一つです。
私たちの場合、東北地方の実家で親と一緒に同居することにしました。この選択には、住居費を抑えるという経済的なメリットが大きく影響しました。この結果、私たちは資産形成を進める上で有利なスタートを切ることができました。
親と同居することは、精神的なサポートや家族の絆を深めるという面ではとても良いものです。しかし、一方でデメリットもあります。プライバシーが制限されること、親世代との価値観の違いによる摩擦などがあります。それでも私たちは、これらのデメリットを上手く付き合いながら、親と一緒に暮らすことを選びました。
そして、将来的にはより温暖な地域への移住を考えています。これは、毎年冬がやってくる度に決心しています。関東出身の妻が東北に来て数年は雪国での生活を楽しんでいましたが、もう雪を見るのにウンザリしています。
このように、一緒に暮らす場所については、生活費やライフスタイル、将来のビジョンなど、様々な要素を考えながら決定することが重要です。そして、その選択はパートナーとしっかりと話し合うべき大切なテーマの一つです。
3. 子どものこと
子どもについては、結婚前に深く話し合うべき大切なテーマです。子どもを望むか、望むなら何人ほど考えているのか。これらの考えをパートナーと共有し、理解し合うことで、互いの価値観をより深く理解し、後々の不明確さを避けることができます。
私たちの場合、子どもについては「2人ほしい」というくらいしか初めは話し合っていませんでした。しかし幸いなことに、私たちは2人の子どもに恵まれ、家族が増える喜びを感じることができました。
子育てに関する具体的な方針は、妊娠から出産までの期間でじっくりと話し合う時間がありました。そこで、子どもがやりたいことを自由にやらせてあげたい、自由な選択ができるようにある程度教育はしっかり受けさせる、という方針を立てました。
ただ、子どもの存在は家庭の中心となり、親としての責任も大きいです。そのため、子どもの教育費や生活費など、将来にわたるコストについても、しっかりと計画を立てて対応することが大切です。
結婚する前に、子どもに関する基本的な考え方や価値観をパートナーと共有しておくことが、幸せな家庭生活を築くための一歩となります。
4. 仕事、働き方
結婚生活における仕事のスタイルや働き方は、非常に重要な話題です。子どもがいるかいないかによっても、働くスタイルは大きく変わることもあります。
私たちの場合、妻は子どもと共に過ごす時間をとても大切にしたいと考え、それに最も適した形としてパートタイムの仕事を選択しました。昼間は働き、夕方からは子どもたちとの時間を大切にするというスタイルを選んだのです。
さらに、妻は自身のキャリアも大切にしたいという想いがあり、子どもたちが自立してきたらフルタイムの仕事に戻ることを考えています。これは、自身のキャリア成長と家庭とのバランスを取るための戦略です。
パートナーの仕事スタイルや働き方について深く理解し、尊重することはとても重要です。お互いが自己実現を図りつつも、家庭生活を大切にするバランスを保つことで、より良い夫婦関係を築いていくことができます。
5. 家事の分担
結婚前に家事の分担について話し合って決めることは大切ですが、いざ一緒に暮らし始めると、決めた通りにいかないこともありますよね。それは全く自然なことです。何事も経験してみなければわからないことがたくさんあります。
たとえば、「掃除は私がやる」と決めても、仕事が忙しくなって時間が取れなくなったら、その都度調整が必要になります。また、どちらかが料理が得意であれば、その人が料理を担当するという形になるかもしれません。また、パートナーが体調を崩したときや、子どもが病気になったときなど、状況に応じて家事の分担を柔軟に変えることも大切です。
つまり、家事の分担は固定的なものではなく、流動的なものであるべきです。その都度話し合い、調整しながら進めていくことが大切です。
私たちの家では、家事は互いの得意な分野や時間的な余裕を考慮して分担しています。また、どちらかが忙しいときや体調が悪いときは、お互い様と助け合うようにしています。
結婚生活は、そうした柔軟性と理解に基づくコミュニケーションが大切です。そうすれば、より円滑な家庭生活を営むことができるでしょう。
まとめ
結婚を前に、大切なのはコミュニケーションです。家計の管理から住む場所、子どものこと、働き方、家事の分担に至るまで、共有すべき話題はたくさんあります。しかし、全てはお互いを理解し、尊重することから始まります。
そして、大切なのは柔軟性です。結婚生活は固定的なものではなく、意外と変化することがたくさんあります。困難があったときには、お互いが支えあい、解決の道を見つけることが大切です。
最後に、この記事がこれから結婚を考えている皆さんの一助になれば嬉しいです。皆さんの新しい生活が素晴らしいものになりますように。
パートナーとたくさんコミュニケーションを取って、お互いの想いを確認し合おう!
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